土曜日、リーダーシップ・トレーニングが終わった後、隣の街のキャンパスである劇、The Vagina Monologuesを見に行った。
200人以上の女性にインタビューをして、自分の女性器について語ってもらい、その結果を元にした独白劇。女性器に対する嫌悪感や、「口にしてはいけないもの」というタブーを破るべく作られたもの。 と、言ってもどんな劇かあんまり想像がつかないだろうな。わたしもこれくらいの予備知識しかなくて、どんなものか良く分かんないけれど、クラスメートたちも見に行くって行ってたし~、と軽い気持ちで見に行った。金曜日の夜に見に行ったクラスメートたちとは予定が合わなかったので、一人で見に行ったけれど、会場のチケット売り場で知り合いの日本人女性とばったり出会ったので、一緒に見る人も確保。 大学の学生センターの小さなシアターは、カップルで来ている人も多く、ほぼ満員。テーマ的に重いのかな、どのくらい過激なのかしら~(わくわく)と思って見てみたら、とても楽しかった。会場が大爆笑になる場面がたくさんあって、涙が出るほど笑った。女性が笑える下ネタ満載の劇、かな。 V-Day、と言って、Vagina, Violence, ValentineのVを掛けて、毎年バレンタイン・デーの近辺に全米で、女性に対する暴力をなくすキャンペーンの一環として公演が行われるそう。この日の収益はキャンパスの暴力防止センターに寄付されるとか。 (フェミニズム的なお芝居なのだけれど)フェミニズムの視点から、内容的に批判もされているようだけれど(確かに、良く考えるとちょっと?と言うところもあった気がする)、アメリカの観客は一般的にノリがいいし、劇場として一体感が出て、面白かった。あれだけ笑うと、帰る時には女性は自分のカラダにもっとポジティブになれるし、彼女と来ている男性は彼女のカラダを大事にしようって言う気になるんじゃないかしらん。一緒に見ていた人が、「何か、女でよかったーって気分になるねー」と言っていた。 日本でも少し前に上演されたそうだけれど、日本語だとどうなんだろう。そのまま訳すとわけがわかんなくなりそう・・・。エピソードの一つに、"cunt"(女性器に対するスラング)と言う言葉を女性の物に取り戻す(reclaim)、と言うのがあって、会場のお客さんに"cunt!"と大合唱させるのがあったのだけれど、日本だとそこまでノリノリでやってくれるかな。(ちなみに、そのエピソードの最後に、「今日は、アルファベットの、"C"、"U"、"N"、"T"と、数字の"5"を学びました」とセサミ・ストリートのネタをやっていて非常に面白かった。こういうパロディ・ネタ、好き。) あとでクラスメートに聞いたら、台本にはもっと色々なエピソードが入っていて、毎回違うエピソードを選ぶから、キャストによってかなり感じが違うとか。去年は、ミュージカル仕立てだったそうな。また違うのも見てみたい。 ちなみに、本もある。今度読んでみよう。 The Vagina Monologues: The V-Day Edition Eve Ensler / Villard Books
by sheepish_grin
| 2005-02-12 15:15
| *映画・舞台*
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カテゴリ
全体 Brown, Fredric Dunant, Sarah Grafton, Sue King, Laurie R. Handler, David Honrby, Nick Marquez, G.Garcia Nava, Michael Ozeki, Ruth Perry, Anne Quindlen, Anna other authors あさのあつこ いとうひろし 上橋菜穂子 荻原規子 加納朋子 斉藤洋 佐藤多佳子 梨木香歩 東野圭吾 宮部みゆき 村上春樹 米原万里 その他の作家 *映画・舞台* *雑記* 以前の記事
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