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『死にいたる火星人の扉』

死にいたる火星人の扉
フレドリック・ブラウン 鷺村 達也・訳 / 東京創元社 1960年

8月に読んだ、エド・ハンター・シリーズの1作目『シカゴ・ブルース』の続編。これも送って頂いた。シリーズの5作目にあたるので、いきなりエドとアムおじさんが探偵事務所を経営しているところから始まる。題名からすると、SFちっくだけれど、中々良質なミステリだった。

しかし、どうしてエドはそんなにもてもてなんだ。1作目では生真面目で、バーで飲むのもどきどきしていて、かわいらしかったと言うのに。確認してみたら、1作目では18歳くらいだったのか(15歳くらいのイメージだった)。では、きっと5作目では20歳すぎくらい(?)の好青年(の割には手が早いけれど)、という設定なのね。ふむむ。アムおじさんはいい人だな~。理想的叔父さん。

1960年の訳なので、ルビがかっこいい。女事務員と書いてセクレタリー、叔父と書いてアンクル、とか。

Death Has Many Doors
Fredric Brown / Blackmask.com 1951
原題はDeath Has Many Doors。こっちの方がかっこいいな。火星人も関係あるんだけれど。
by sheepish_grin | 2005-02-28 12:27 | Brown, Fredric
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