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『奥津城』

奥津城 (集英社文庫)
ローリー・R. キング/ 佐々田 雅子・訳/ 集英社 (2001)

ケイト・マーティネリ・シリーズとメアリ・ラッセル・シリーズの、ローリー・キングの単発小説
。かつて自分もカルト宗教に所属していた宗教学者の女性が、FBIの依頼で「チェンジ」という宗教コミュニティに潜入捜査する。ローリー・キングは、自分が宗教学専攻だったから、どうしても宗教が絡むなあ・・・ケイト・マーティネリ・シリーズは、宗教色がそれほど強くないけれど(それでも宗教家はいつも出てくる)、メアリ・ラッセルの方は、メアリが宗教学専攻だもんな。あ、でも、『奥津城』は、初めて宗教がメインテーマの小説かも。

主人公のアンが、潜入捜査中は言葉遣いも変わるのがおもしろい。英語だとどうなっているんだろう。「奥津城」は、神道のお墓のことらしいんだが、この邦題、どうなのかしらん・・・。

原題は、A Darker Place

A Darker Place
Laurie R. King / Bantam Dell Pub Group (Trd), 1999
by sheepish_grin | 2008-08-24 22:46 | King, Laurie R.
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