カテゴリ:加納朋子( 4 )

『ぐるぐる猿と歌う鳥』

ぐるぐる猿と歌う鳥 (ミステリーランド)
加納 朋子 / 講談社、2007年

加納朋子の新作、図書館で見つけたので借りてみた。この人はいいペースで新作が出る。
今回は児童書らしいが、「日常の謎」の加納朋子ワールド全開な感じ。多少強引なのも加納さんらしい。

社宅で暮らす子どもたち、閉塞感がうまく描かれている。子どもも大変なんだよね。
[PR]
by sheepish_grin | 2007-09-17 23:25 | 加納朋子

『モノレールねこ』

モノレールねこ
加納 朋子 / 文藝春秋、2006年

図書館で書棚をチェックしていたら、加納朋子の新刊を発見。こうやってたまたま発見するのもうれしい。連作短編集が多い加納朋子だけれど、『モノレールねこ』は単発短編集。ほのぼのした話も多いけれど、「パズルの中の犬」「シンデレラのお城」など、日常生活に潜んでいる、人の心の陰りを描いている気がする。あと、「マイ・フーリッシュ・アンクル」のおじさんはいかんでしょう。こらこら。前の『コッペリア』を読んだ時も思ったのだけれど、優しくていい人がたくさん出てきた加納朋子の作品に、少しずつ人間の闇の部分も描かれてくるようになったのかも。残酷と美しさは紙一重、というか。よきにつけ、悪きにつけ。最後に収録されている「バルタン最後の日」は、読後感もよく楽しく読める。ザリガニのバルタン、かわいいし。
[PR]
by sheepish_grin | 2007-04-30 22:52 | 加納朋子

『ガラスの麒麟』

所用で実家に帰ったので、図書館でたんまり本を借りてきてしまう。田舎の図書館って、大きめで、都市部の図書館だと人気で借りれない本もすぐあっていいなあ。でも、わたしったら、これだけ借りても全部は読めないってば、ということに気がつかなかったの^^;。

ガラスの麒麟
加納 朋子 / 講談社、1997年

『ななつのこ』の加納さんの作品。『ななつのこ』はデビュー作だったようで、この『ガラスの麒麟』の方がこなれていて、好き。構成もうまいし・・・ただ、『ななつのこ』に出てきた「あやめさん」的な女性がここにも出てくるのがちょっと気になるけど。でも、この人の作品、もっと読んでみようかな。

わたしは、物語の「リアリティ」が気になる。リアリティ、と言っても、現実に起こりそう・・・というより、物語世界がしっかりしていて、「この世界ではこういうこともあるよね・・・」と納得できるものが好き。
[PR]
by sheepish_grin | 2001-11-13 00:03 | 加納朋子

『ななつのこ』

今日は学校の学園祭の2日目。一瞬だけしか行けなかったけど、ちゃっかり打ち上げには行く(こらこら)。サークルも顔ぶれがかなり変わっていてちょっとさみしい。移動の合間にちょこちょこ読書。

ななつのこ
加納 朋子 / 東京創元社、1992年

なんだか不思議な短編集。構成が凝っている。内容的には、わたしはもうちょっとパンチが効いてて、リアリティがあるのが好みだけれど、でも、主人公の19歳の女の子の心理描写は上手いと思う。こういうこと考えたことあるよーーと思わずうなづいてしまった。作者の加納さん、まだ若い方みたいだけど、「本好き」ってのが、作品を読んでると分かる。『赤毛のアン』への言及が多くてにんまりしちゃった。絶対、この人も「本の虫」の女の子だったんだろう。他の作品も読んでみようかな。
[PR]
by sheepish_grin | 2001-11-11 23:59 | 加納朋子