カテゴリ:Grafton, Sue( 9 )

S is for Silence

S is for Silence (Kinsey Millhone Mysteries)
Sue Grafton / Putnam Pub Group (T), 2005

図書館で2回借りてやっと読破。スー・グラフトンのアルファベット・シリーズも19冊目。
今回は30年以上前の事件を追うもので、キンジーの一人称だけではなく、34年前の
エピソードも三人称で挿入されていて、なかなか凝っている。
まあ19冊目までくると、ちょっと目先を変えたくもなるんだろうなあ。

残るは2007年12月に出た最新刊 "T" Is for Trespassだけになった。
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by sheepish_grin | 2008-01-15 23:35 | Grafton, Sue

"'Q' is for Quarry"

Q Is for Quarry
Sue Grafton / Berkley Pub Group (Mm), 2003

キンジーのアルファベット・シリーズ、Qまで読み進めた。ハードカバーは2002年発売。今回は「採掘場」のQ。18年前に採掘場で死体で見つかった身元不明の少女の事件を、心臓発作を起こして休職中のドラン警部と、ドラン警部のお友達の退職した刑事と一緒に捜査する。

英語で「ななしのごんべい」の女性版はJane Doe。作者あとがきによると、実際の事件を基にして書いたそうだ。

日本語訳は『獲物のQ』。
獲物のQ
スー・グラフトン / / 早川書房、2003年
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by sheepish_grin | 2007-02-02 14:19 | Grafton, Sue

"'M' is for Malice"

先日、「最近本読みブログ、止まってるね」と聞かれたことがちょっとうれしくて、再開してみようかな、と。仕事は落ち着かないけれど、生活は落ち着いてきたから。

1年分くらいビハインドなので、最近読んだ本と、記録に残しておきたいものだけ書いてみよう。

M Is for Malice
Sue Grafton / Fawcett Books, 1996

キンジー・ミルホーン・シリーズのM。確か、2005年の10月にボストンから帰る時に、空港のブックストアで買った。最近は、空港にもそれなりの大きさの本屋があって、アルファベット・シリーズくらいなら全部揃っているところがありがたい。

キンジーの、再発見した家族が絡んでくる1冊。一人でまっすぐに立っている彼女が、急に「家族」を得て、戸惑うところが面白い。
冒頭の、
Robert Dietz came back into my life on Wednesday, January 8. I remember the date because it was Elvis Presley's birthday and one of the local radio stations had announced it would spend the next twenty-four hours playing every song he'd ever sung.
を読んで、にんまり。こういう文体は、とてもグラフトンらしい。

日本語訳は、『悪意のM』。
悪意のM
スー・グラフトン 嵯峨 静江・訳 / 早川書房
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by sheepish_grin | 2006-10-14 14:37 | Grafton, Sue

"'L' is for Lawless"

7月4日はアメリカの独立記念日でお休み。3連休、最初の2日はころころと本を読んでいたけれど、最終日は修論打ち上げに、巨大モールで、日本の銀行口座に請求が行くクレジット・カードを持って、景気よく買い物をした。ふふふ。こちらの銀行口座は残高残り少ないので倹約中。Ann Taylor Loftのセールで夏のパンツ3本購入。Petitesサイズ(小さいサイズ)があるのでうれしい。と言っても、petitesでも身長5フィート4インチ(164cm)が標準。わたしは5フィート1インチくらいしかないんだけど・・・。ボディ・ショップでハンドクリームとベルガモットの香りのボディ・ローションも買った。

夜は花火に連れて行ってもらった。かなり大きい打ち上げ花火を、自宅の庭であげている人たちがたくさんいてびっくり(この州では花火の販売は違法だけれど、隣の州とかで買って来るそうな)。日本の花火の方が間隔にこだわってるかも~、とぼんやりと思いながら見た。

本は5日に読み終わった。
L Is for Lawless (Kinsey Millhone Mysteries)
Sue Grafton / Henry Holt & Co, 1996

無法のL。珍しく1週間感謝祭休暇を取ったキンジー、近所の家族の亡くなったおじいさんの書類手続きの手伝いを頼まれたあげく、宝探し騒動に巻き込まれる。カバー見返しのレビューに、"the return of Kinsey as a bad girl"とあるけれど、本当にそんな感じ。ホテルのメイドに変装して部屋に忍び込んだり。 奇想天外でおもしろかった。キンジーは仕事休めない人だな~と苦笑しつつ。

日本語訳はこちら。
無法のL
スー・グラフトン 嵯峨 静江・訳 / 早川書房
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by sheepish_grin | 2005-07-05 09:26 | Grafton, Sue

"'K' Is for Killer"

K Is for Killer (Kinsey Millhone Mysteries)
Sue Grafton / Henry Holt & Co., 1994

金曜日午後3時、最後のチェックを済ませて修論を学部の事務室に提出。卒業用の書類も同時に出して、これで6月に卒業できる・・・。ここの大学は一年のうち何月でも卒業できる。

明日のジョーのように白く灰になっている暇もなく、指導してくれた先生やインターンシップ先にメールでペーパーを送付。あ、提出したやつ、ちょっと表が分断されてたかも・・・(まあいいか、多分、誰も読まないだろうし;)。

夕方、ちょっとのんびりと近所の古本屋なんかを散歩する。鶏肉のブリトー(←メキシコ料理。タコスの親戚みたいなものか。はてなダイアリーに、「柔らかいトルティーヤに牛肉、鶏肉、豆、米を包んだもの、ひとつでお腹いっぱい」と解説してあってちょっとおもしろい。確かにひとつでお腹いっぱい、というか、食べきれない)を買って食べる。ふやふや。

週末、久々にウィンドー・ショッピングでもしようと思ったけれど、結局、夕方まで眠ったり、うとうとしながら本を読んだり、のんびりと過ごした。図書館で借りてきた、アルファベット・シリーズの『K』。今回は、常に朝方のキンジーが珍しく深夜に活動する話で、キンジーも夕方に起き出してきたりしていて、自分とちょっとオーバーラップしておかしかった。いつものキンジーのストイックさがないから、ちょっと物足らない気もしたけれど。お話的にはまあまあか。半分寝ながら読んだんだけど。

日本語訳は
殺害者のK
スー・グラフトン 嵯峨 静江・訳 / 早川書房、1998年
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by sheepish_grin | 2005-06-26 11:58 | Grafton, Sue

"'J' is for Judgement"

J Is for Judgment (Kinsey Millhone Mysteries)
Sue Grafton / Henry Holt & Co, 1993

また借りてきてさくさく読んでしまった、アルファベット・シリーズ。日曜日、ちょっと気を抜いてたら三度寝くらいしてしまったので、ついでに読みきってしまった。うむー。

今回はぽこぽこ新展開もあってそれは面白かった。ただ、いつも小悪事を働く(留守宅に忍び込んで情報を見るとか)キンジー、今回はぽこぽことその現場を見つかっていてちょっと気が抜けたかも。いつもなら、どきどきしながらもやり過ごすか、見つかった場合は生死をかけて逃げたりするんだけれど、今回はすぐ見つかるし、なのに誰も本気で怒っていなかった。まあでもそれがリアルな探偵業なのかもしれないけれど。最後のざらりと後味の悪いところは好き。表題の"judgement"、「裁き」と言うより「(人物評価に対する)判断」という方がぴったりかも。

日本語訳は、裁きのJ
スー・グラフトン 嵯峨 静江・訳 / 早川書房
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by sheepish_grin | 2005-05-29 13:15 | Grafton, Sue

"'I' is for Innocent"

I Is for Innocent (A Kinsey Millhone Mystery)
Sue Grafton / New York: Henry Holt & Co, 1992

『無実のI』。ファイナルの息抜きに、と、借りてきてしまった。そして、さくさくと読んでしまった。最初は1日1章ずつ読もうとか思っていたんだけれども。うむむ。ネット・サーフィンをだらだらとするよりも本を読んだほうがいいかなーと思ったんだけれど、結果的にネット・サーフィンもして本も読んじゃうことがあるんだよね。まあでもいいか。わたしの指導教官の先生もミステリ好きで、よく、「研究もしなきゃいけないけど、自分の人生の楽しみも忘れないようにしなきゃね~」と言ってくれる。彼女の影響もあって最近は女性が主人公のミステリを中心に読んでいる。やっぱり、わたしにとって、ただ楽しむためにする読書は食事と同じくらい大切だし。

今回の"I"はキンジーの本拠地サンタ・テレサが舞台。日常生活の描写が好きなので落ち着く。色々おもしろい人も出てきたし、緊迫感のある場面もあったし、小どんでん返し(?)もあったし、面白かった。ドイツにいってしまったDietz(日本語で何て表記するんだろう、ディーツ?)のことを思い出すシーンもちょっと切なくしみじみして、いい感じ。

次はシリーズ10冊目になる"J"。ついつい図書館で予約してしまったけど、どうしようかな。

日本語訳はこちら。
無実のI
スー・グラフトン 嵯峨 静江・訳 / 早川書房
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by sheepish_grin | 2005-05-10 14:05 | Grafton, Sue

"'H' is for Homicide"

H Is for Homicide (A Kinsey Millone Mystery)
Sue Grafton / Henry Holt & Co, 1991.

春休みったら春休み~ということで、市立図書館でアルファベット・シリーズの続きを借りてくる。今回は殺人のH。借り出したのがたまたま珍しくハードカバーだった(いつもはペーパーバック)。表紙が死体の写真で、まじまじと見てしまった。

今回のキンジーは、おとり潜入捜査に出かける。緊張するシーンが続いて、なかなかにハードボイルドだった。キンジーが自分のアパートでのんびりするシーンとか、日課のジョギングするシーンとか、日常の描写を読んでほっとするのが好きなので、そこが少し物足らなかったかな。キンジーは仕事で違う街に出かけても、しばらくすると、「そろそろ自分のベッドで寝たい」と言い出すので、親近感が沸く。

(ちょっとネタバレかもしれないけれど)エピローグで、仕事の支払いがたらいまわしにされてまだ払ってもらってない、とキンジーがぶつぶつ言っている。だから、いつもなら"Respectively submitted"と報告書の形式で終わっているのに、今回はそれがなくておかしかった。

Amazonの日本語の紹介に「百万人に愛読されるミステリ界のトップ・シリーズ第八弾。」とあるけれど、それは日本での売れ行き??「陰影に富んだ人間たちから女探偵キンジーがあぶりだす、悲劇的な現代の断片。」っていう売り文句もすごいけれど。

日本語の紹介の下に載っている、Publishers Weeklyのレビューがシニカルに少々辛口でおもしろい。

日本語訳はこちら。
殺人のH
スー・グラフトン 嵯峨 静江・訳 / 早川書房
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by sheepish_grin | 2005-03-19 13:29 | Grafton, Sue

"'G' is for Gumshoe"

ミネアポリス市立図書館は、オンラインの蔵書目録で、読みたい本を検索、最寄の図書館にない時は、相互貸借で配送をリクエスト、メールで届いたのをお知らせしてくれる。便利だ。ただ、2003年から、州政府からの予算縮小のため、開館時間が大幅に減っている。うちの最寄の図書館は、週に3日しか開いていない。

学期中も、たまには図書館でミステリー借りて、読みたいなぁ。問題は、読み出すと止まらなくて、読み終えてしまうわたしの性格。

G Is for Gumshoe (Kinsey Millhone Mysteries (Paperback))
Sue Grafton / New York: Fawcett Crest. 1990.

↑わたしが読んだのは表紙が違うペーパーバック。キンジーのぼこぼこのフォルクス・ワーゲン(車体はベージュ色)のが小さく載っている。

キンジー・ミルホーン・シリーズのG。"Gumshoe"は「ゴム靴」で、探偵とか私服刑事という意味もあるらしい。ゴムの靴はこっそり歩くのにいいからかな。

このシリーズは、英語も割と分かりやすいし、ドライでストイックなキンジーの一人称語りがなぜか精神的に心地よいので、ふと気が付くと借りている。以前に読んだトリイ・ヘイデンの『シーラという子』というノン・フィクションに、小学校の特殊学級の教師である作者が、仕事が終わった後、毎晩、『スター・トレック』の再放送を見ながら夕食を食べる、と言うくだりがあったのを思い出す。感情を表さないミスター・スポックが、食後の一杯のマティーニのように、仕事の問題やストレスと、自分の私生活を切り離すのに役に立った、と。

まあ、そこまでは行かないけど、「寄りかかると、その人がいなくなったり裏切られると、手ひどく転んでしまうんじゃないか」と人に頼りたがらないキンジーが、どう人と関わっていくかを読んでいると何となく落ち着くんだな、多分。

2・3作前から、キンジーの描写が、危なっかしいところとか、変わった癖とかも色々出てきて、読んでいて楽しい。今回は新キャラ登場。エピローグの最後の一行がしみじみしていい感じ。このシリーズは形式的にキンジーの報告書という形式を取っているので、いつも最後は"Respectively submitted"と署名がしてあるのも好き。

例によって、次回作の"H"の第1章が末尾におまけでくっついている。次も近いうちに読みたいなぁ。

日本語訳は、探偵のG
スー・グラフトン 嵯峨 静江・訳 / 早川書房

ついでに。
シーラという子―虐待されたある少女の物語
トリイ・L・ヘイデン 入江 真佐子・訳 / 早川書房
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by sheepish_grin | 2005-01-13 16:29 | Grafton, Sue