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『烙印のおんな』

烙印のおんな
澤地 久枝 / 文春文庫 1995年

これも送ってくれたもの。事件の犯人とされた女性ら、事件の当事者として「烙印」を押された女性たちのルポタージュ。最初の本は1977年に出版され、その後書き足されたもの。作者も書いているように、描かれている女性たちからはあまり「つよさ」が見えないので、読み進めるのが少し重かった。題材としては面白いのだけれど。
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by sheepish_grin | 2004-09-09 13:21 | その他の作家

『女たちのジハード』

女たちのジハード
篠田 節子 / 集英社文庫 2000年

そうそう、これも読んだんだった。送ってもらったもの。読んでいる時は気が付かなかったけど、篠田節子は『神鳥―イビス』と『愛逢い月』を書いた人だったのか。今回はそんなにおどろおどろしくないし、踏ん張って生きている女の人たちが出てくるので、読みやすかった。1997年直木賞受賞だとか。田辺聖子の解説がなかなか面白い。
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by sheepish_grin | 2004-09-08 13:13 | その他の作家

『ノラや』

ノラや
内田 百閒 / 中央公論社 1980年

送っていただいた本・その4。えーと、迷い猫に関するエッセイ集(^^;)。「猫かわいがり」ってこういう時に使うんだな、って違うか。内田百閒は初めて読んだけれど、「猫好きおじいさん」としてインプットされました・・・。
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by sheepish_grin | 2004-09-05 20:27 | その他の作家

『大きな枝が折れる時』

大きな枝が折れる時
ジョナサン・ケラーマン 北村 太郎・訳 / サンケイ出版 1986年

↑これは絶版のようだけれど、扶桑社から再発中の模様。

送っていただいた本、その3。16歳で大学入学、24歳で博士号取得、激務を経て33歳で引退して自適悠々の生活を送る小児臨床精神科医が主人公のミステリ。あんまりお友達になりたくないタイプの主人公だ・・・。適度に働くのが良いと思うんだけど。相方役(の割にはほとんど一緒に行動しない)の刑事さんのマイロさんは結構いい感じだけど。

訳者解説に、
訳者はロスアンジェルスの性風俗の一端を興味深く思った。殺人課の刑事であるマイロ自身がホモなのだから驚く。いまさらそんなことに驚くこちらがどうかしているのに違いないが、それにしても、人間とは奇怪な存在である。社会の習慣、風俗の差は別としてもだ。
とある。・・・なんていうか、内容もなんだけど、行間から読み取れる前提もひどいなぁ。1986年の時点で、一応「いまさら」という意識はあったのね。現行版の解説は改稿されているんだろうな(だといいけど)。
 
原書はWhen the Bough Breaks
Jonathan Kellerman / Ballantine Books (Mm), 1985.

タイトルは、訳者解説によるとマザー・グースの1節からだそう。
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by sheepish_grin | 2004-09-04 20:54 | other authors

『秘められた掟』

秘められた掟
マイケル・ナーヴァ 柿沼 瑛子・訳 / 東京創元社 2002年

送っていただいた本・その2。ヘンリー・リオス・シリーズ、4作目。何かますます擦り切れてきた感のあるリオスくん。この巻で40歳か、このシリーズ、さくさく年を取っていく気がする。恋人のジョシュがもっと擦り減ってるから、余計そう思うのかな。うむむ。

考えてみると、ヒスパニックが主人公の小説はこれ以外ほとんど読んだことがない気がする。ヘンリー・リオスがヒスパニックってことはあんまり気にとめないで、たらたら読んでいたけれど、細かい文化的なことが分かったら面白いそう。ふむむ。恋人のジョシュはヒスパニックなんだったっけ?ヒスパニックはカトリックが多くて、家族の結びつきが強いから、設定的にリオスくんは余計に孤独(?)、くらいしかわかんないなあ・・・。

しかし、表見開きの
四十にして惑う弁護士リオスが、人生の秋に分け入る。ゲイでありヒスパニックである男の闘いは、孤独の悲哀をたたえて、普遍的な人間の物語へ。等身大のヒーローが共感を呼ぶ、現代ハードボイルド第4弾!
って、そんな無理やり、大判風呂敷・まっちょなハードボイルドにしなくても・・・(^^;)。

原書は、
The Hidden Law
Michael Nava / Ballantine Books (Mm), 1992.

うわ、ジャケット、濃いのね・・・。さわやかでかわいい表紙は日本市場向けだったのか・・・。日本語訳の表紙、なんか女性をターゲット、って感じだなぁ。アメリカのジャケット、ゲイ・コミュニティをターゲットにするとこうなるのかな。でも何か、バットマンとかのコミック系の絵だな、これは。
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by sheepish_grin | 2004-09-03 10:12 | Nava, Michael

『夜勤』

捜査官ケイト 夜勤
ローリー・R・キング 布施 由紀子・訳 / 集英社 2001年

送っていただいた本(合掌)。わーい、ケイト・マーティネリ・シリーズの4作目。続きはまだ出てないのかな。

今回もなかなかおもしろかったけれど、わたしの好みとしては、前作の『消えた子』の方が好きだな。ケイトの仕事のパートナーのアルの義理の娘のジュールスが、今回はあんまり出てこなかったし。あとケイトが(比較的)あんまり悩まないからか?

と、今カバーの開きを見てて知ったけれど、作者のローリー・R・キングは、宗教学の名誉博士号を持っていて(宗教学の名誉博士号って、どういう業績を持っている人がもらえるんだろう?)、宗教学者と結婚しているのね。だからやたらに宗教学者が出てくるのか(苦笑)。彼女の『シャーロック・ホームズの弟子』シリーズも読んでみようかな。うむむ。

原書はこちら。
Night Work: A Kate Martinelli Mystery
Laurie R. King / Bantam Books (Mm), 2000.
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by sheepish_grin | 2004-09-01 10:35 | King, Laurie R.