<   2005年 04月 ( 3 )   > この月の画像一覧

ストレス

最後の学期も大詰めになってきたので、最近は遅くまで学校のラボで、へろへろとペーパーを書いている。まあ授業を取りすぎた先学期の方がつらかったかもしれないけど。

わたしはストレスがたまってくると、
1. 食費がかさむ。(眠いからアイスコーヒー、とか、オレンジジュース飲んだら効率が上がりそう、とか。あとお昼ご飯や晩御飯も買って食べたりするし。)
2. 現実逃避も増える。
3.家に帰る途中、ぶつぶつ歌いはじめる。(ぼーっとしていると歌ってしまう。卒論を書いている時は「3年目の浮気」のサビだけ歌ったりしていた。今日は「小鳥はとっても歌が好き~♪」)

学校にいる方がはかどるけど、あんまり遅くならないようにしないとなぁ。春になったので、自転車通学中。これで運動不足が少しでも解消されるといいが。

上橋菜穂子さんの新刊、『蒼路の旅人』が発売になった模様。読みたいが、我慢だ・・・。チャグムくんも成人して髪型が変わったらしい。
蒼路の旅人
上橋 菜穂子 佐竹 美保 / 偕成社、2005年
[PR]
by sheepish_grin | 2005-04-20 14:24 | *雑記*

『見知らぬ顔』

見知らぬ顔
アン・ペリー 吉沢 康子・訳/ 東京創元社 1995年

これも送って頂いたもの。

土曜日、疲れがたまっていたのか、バネが切れたのか、一日ベッドに寝転んでミステリを読んでしまった。反省。

目が覚めたら、病院のベッドの上にいて、すべての記憶を失っていた、スコットランド・ヤードの刑事ウィリアム・モンク。記憶を失ったことがばれたら首になると、誰にも打ち明けないで職場復帰し、殺人事件の捜査にあたる。

モンクさんが過去の自分を刑事の目で内省する過程がおもしろくて、うとうとしながらも、読みきった。記憶をなくして、「自分ってやな感じだったんだ・・・」と批判的に見ているのが、おもしろい。設定は19世紀半ば、1856年のイギリス。こどもの頃に読んだ児童文学にもこの設定のがよくあって慣れているからか、なんだか懐かしい感じがする。貴族階級とか貧民窟とか。シャーロック・ホームズもこの時期かな?メアリ・ラッセル・シリーズはもう少し下って1915年か。

「ご婦人はか弱く、難しいことはわからないので、紳士が守ってあげるべき存在」というコードがばりばりに効いている時代背景。そのコードがなかったように書くのではなく、コードに立ち向かっていく女性が出てくるのがいい感じ。

原書はこちら。
The Face of a Stranger (Inspector William Monk Mysteries)
Anne Perry / Headline, 1990

以下は解説を読んで、作者の生い立ちについての感想。

続きを読む
[PR]
by sheepish_grin | 2005-04-09 12:58 | Perry, Anne

『シャーロック・ホームズの愛弟子』

シャーロック・ホームズの愛弟子
ローリー・R・キング 山田 久美子・訳 / 集英社 1997年

捜査官ケイト・シリーズのローリー・R・キングの別シリーズ。送って頂いた(合掌)。初老のシャーロック・ホームズが出てくる。ふむふむ、なかなか面白かった。「今日は疲れたから、ちょっと続きをのんびり読んで寝るか~」と読み始めたら、たらたらと朝の4時前まで読みきってしまった・・・。

主人公の小娘(笑)・メアリ・ラッセルにもホームズにも「とろいけれどいい人」的に軽んじられているワトソン先生がちょっとお気に入り。ローリー・R・キングの作品らしく、主人公は神学を学んでいる。

訳者あとがきに、
典型的なヴィクトリア朝の紳士であるホームズと、きわめて現代的な若い女性ラッセルにコンビを組ませるというアイデアは大成功だったといえよう。女性を礼儀正しくあつかうが軽んじがちなホームズと、あくまで同等の権利を要求するラッセル。そのユーモアな味わい、重苦しくない匙加減のフェミニズムも、本シリーズの特徴といえる。(pp.527-8)
とある。確かに、メアリもがんばって、対等な相方になろうとしているのだけれど、この年齢差があまりに大きい(初期設定ではメアリ・15歳、ホームズ・50代)上にカリスマのホームズという設定だと、ちょっとくらい下にいてもいいか、と思ってしまうんだよね。その設定はちょっとずるいかもしれない。(作者の夫も30歳年上の宗教学の教授なのか、ふみみ。)しかし、この先「愛弟子」がどこまで「パートナー」になれるかは興味深いところ。自戒もこめて。

しかし、この日本語訳の文庫のカバー絵、もうちょっと何とかならなかったのだろうか・・・。

原書はこちら。
The Beekeeper's Apprentice
Laurie R. King / Bantam Books, 1995
[PR]
by sheepish_grin | 2005-04-07 13:12 | King, Laurie R.