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『愚者の地』

愚者の地
サラ・デュナント 小西 敦子・訳 / 講談社、1998年

ハンナ・ウルフ・シリーズ3作目。ハンナに慣れてきて、皮肉全開なのが楽しい。今回の舞台は女性専用の高級エステ・ヘルスクラブ。美容整形も絡む。1作目は人工授精・代理母。2作目は動物愛護団体。最近話題の社会問題を絡めてみました、と言うような器用さ。でもこのシリーズの一番の魅力はハンナのイギリス的シニカルさかな。

Under My Skin (Hannah Wolfe Crime Novels)
Sarah Dunant / Scribner, 1995
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by sheepish_grin | 2005-10-30 01:20 | Dunant, Sarah

『最上の地』

最上の地―私立探偵ハンナ
サラ・デュナント 小西 敦子・訳 / 講談社、1994年

ハンナ・ウルフ・シリーズ2作目。日本では1作目よりも先に発売された。英国推理作家協会賞受賞だからかな。イギリスが舞台のミステリで、主人公のハンナもイギリス的にシニカルなので、そこが楽しい。

Fatlands: Hannah Wolfe Crime Novels
Sarah Dunant / Scribner, 1993
原題の"Fatland"って、意味は何だろう。
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by sheepish_grin | 2005-10-30 01:13 | Dunant, Sarah

『裁きの地』

裁きの地
サラ・デュナント 小西 敦子・訳 / 講談社、1996年

私立探偵ハンナ・ウルフ・シリーズの1作目。頂き物。日本語訳はこれが2番目に出た模様。同じ作者の『女性翻訳家』はかなりグロかったので、警戒して読んだけれど、こちらはそんなことがなくて一安心。サラ・デュナント、『女性翻訳家』で日ごろの鬱憤(?)を晴らしたかったのだろうか・・・。

Birth Marks: A Hannah Wolfe Crime Novel
Sarah Dunant / Scribner, 1991
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by sheepish_grin | 2005-10-30 01:05 | Dunant, Sarah

A Monstrous Regiment of Women

A Monstrous Regiment of Women
Laurie R. King / Minotaur Books, 1995

わたしが読んだのはSt. Martin's Press版。先に3作目を頂いて読んだので、2作目を図書館で借りてくる。参政権を得たころのイギリスの女性運動も描かれていて、なかなか面白かった。でもこれ、ローリー・キング、修士論文(「エホバの女性的側面」)のリサーチを使って書いたでしょ、とつっこみたくなる(それが悪いわけではないけれど)。3作目のほうが先に出来ていたようだし。

日本語訳はこちら。
女たちの闇―シャーロック・ホームズの愛弟子
ローリー・R・キング 山田 久美子・訳/ 集英社、1999年
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by sheepish_grin | 2005-10-30 00:57 | King, Laurie R.

『サンディエゴの十二時間』

サンディエゴの十二時間
マイクル・クライトン 浅倉 久志・訳 / 早川書房、1993年

これも頂き物。パニック物(?)。何というか、映画化することを前提にして書かれたような感じ、かしらん。

Binary
John Lange / Arrow, 1972

原作はJohn Lange名義で発行。
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by sheepish_grin | 2005-10-30 00:46 | other authors

『追われる男』

追われる男
ジェフリー・ハウスホールド 村上 博基・訳 / 東京創元社、2002年

これも頂き物。とにかく逃げまくる男性の話。なぜ逃げているのかもよく分からないほどに。微妙に効いたイギリス的にシニカルなユーモアが面白い・・・のだと思う。原作は1939年発行。なるほど、だから、暗殺しようとした独裁者のことを思いっきりぼかしてあるのか。

Rogue Male
Geoffrey Household / Phoenix, 1939
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by sheepish_grin | 2005-10-30 00:21 | other authors

『裏切りの色』

裏切りの色
マーシャ・シンプスン 堀内 静子・訳 / 早川書房、2001年

これも送ってもらったもの。アラスカの海をスクーナー船(ってどういう船なんだろう)で、移動図書館として本を運んでいるライザを主人公とするミステリ。銃撃戦もあって少しハードボイルドな香りがするが、主人公の女性が物静かで凛としているので、楽しめた。ネイティブ・アメリカンの部族の謎とかも出てくるけれど、あくまで現代的。アラスカのように、馴染みがない場所が舞台のミステリも面白い。

Crow in Stolen Colors
Marcia Simpson / Poisoned Pen Press, 2000
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by sheepish_grin | 2005-10-30 00:03 | other authors

『マリアの手紙』

シャーロック・ホームズの愛弟子―マリアの手紙
ローリー・R・キング 山田 久美子・訳 / 集英社、2000年

ローリー・キングのメアリ・ラッセル・シリーズ3作目。送って頂いたもの。作者のもう一つのシリーズ、捜査官ケイト・シリーズとは少し感じが違うけれど、これはこれでなかなか面白い。こちらのシリーズの方が、作者の得意とする宗教色がちょっと強いかな。

文中、ドロシー・セイヤーズのピーター・ウィムジィ卿が出てくるのだけれど、ちょっとわたしのイメージのウィムジィ卿と違うような気もする。何だろうこのふわふわっとした感じのウィムジィ卿は。でもきっとローリー・キングはこういう遊びが好きなんだろうな。オックスフォードに行ったメアリが、「指輪物語」の作者のトールキンにさりげなく会ったりしているし:
「パイとビターで何人かの友だちと楽しくおしゃべりして、トールキンという名前の変わった男の人に会ったわ。リーズの大学で教えてて、初期のアングロサクソンの詩やルーン文字に夢中なの。」(p.318)
確かこの頃のオックスフォードには、トールキンも「ナルニア」のルイスもいたはず。こう言う遊びはさりげないと読んでいて楽しい。

しかし、日本語訳のカバーはどうにかならないものか。アメリカ版もそう良くはないけれど。

A Letter of Mary
Laurie R. King / HarperCollins, 1996
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by sheepish_grin | 2005-10-29 15:38 | King, Laurie R.

『女性翻訳家』

女性翻訳家
サラ・デュナント 小西 敦子・訳 / 講談社、1999年

これも送ってもらったもの。ヴァン・モリソンのCDがなくなるところから始まる、チェコ語翻訳を生業とする女性が主人公のミステリ。と、設定はわたしが好きそうな感じなのだけれど、グロかった・・・。グロいのは苦手だ。裏表紙の「真綿で締められるような恐怖を描くセクシュアル・サスペンス」というキャッチ・コピーが表しているように、テレビ映画のようなグロさだった・・・うみみ。

Transgressions
Sarah Dunant / Random House, 1997
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by sheepish_grin | 2005-10-29 14:05 | Dunant, Sarah

『半身』

半身
サラ・ウォーターズ 中村有希・訳 / 東京創元社、2003年

19世紀のイギリスを舞台にしたゴシック・ミステリ。送って頂いたもの。サラ・ウォーターズはどこかのサイトで誉められていたのを読んで、一度こちらの図書館でデビュー作のTipping the Velvetを借りたのだけれど、読む気力がなくてそのまま返してしまった前科あり。この『半身』を読んでみて、うーむ、これは英語で読むのは苦しそうだ、とうなってしまった。割かし面白いんだけれど、ちょっととっつきにくくて、世界に入っていくまでに時間がかかる。サラ・ウォーターズさんの写真を見たけれど、とてもかわいらしい人だった。

Affinity
Sarah Waters / Riverhead Books, 1999
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by sheepish_grin | 2005-10-29 13:54 | other authors