<   2006年 07月 ( 2 )   > この月の画像一覧

"A Certain Justice"

A Certain Justice (Adam Dalgliesh Mysteries)
P. D. James / Ballantine Books, 1997

その昔、5年ほど前にアメリカから帰って来る時、大学のブックストアで1冊1ドルの棚にあったので買ったミステリ。ロンドンの裁判所が舞台で、イギリス英語の法律用語がたくさん出てくるので、序盤ものすごくとっつきにく、なかなか読む気が起きなかったが、今回、通勤電車の中でちまちまと1ヶ月ほどかけて読破。431ページあるのだけれど、300ページくらいまでやたらにたくさんの登場人物が、それぞれの人生を語りだして、誰が誰だかわからないし、登場人物に感情移入できない。でも、300ページを越えたころから、それまで張ってきた伏線を縦横無尽に使って、急に事件が展開してきて一気に面白くなった。主人公とは思えないほど影の薄いAdam Dangliesh警部も、部下の刑事Kateもだんだん魅力的になってきたし。久しぶりに、謎解きが納得できて面白いミステリだった気がする。この本の中表紙の書評に目立つ"satisfying"という言葉が、この本をよく表している。

調べてみたら、あの『女には向かない職業』もこのAdam Danglieshシリーズなんだ。コーデリア・グレイは覚えているけれど、Adam Dangliesh警部は記憶にないな・・・;;。また読んでみようかしら。コーデリア・グレイもシリーズに何度か登場するみたいだし。

日本語訳も出ている。ハヤカワ・ミステリの表紙は渋いな。
正義(上)
P.D. ジェイムズ・著、 青木 久恵・訳 / 早川書房


正義(下)
P.D. ジェイムズ・著、 青木 久恵・訳 / 早川書房
[PR]
by sheepish_grin | 2006-07-06 23:30 | other authors

『青い目の犬』

青い犬の目―死をめぐる11の短篇
ガルシア=マルケス、井上義一・訳 / 福武書店、1994年

マルケスしゃん(←こら)の1962年の短編集。死のイメージが、形や匂いを変えて迫り来る感じ。

スペイン語版はこんな感じ。Ojos de perro azul.
Gabriel Garcia Marquez / Celesa
[PR]
by sheepish_grin | 2006-07-02 00:52 | Marquez, G.Garcia